最先端のセーフティーテクノロジーを搭載した究極のハイエンドモデルが登場
アバンス ミップス FIS RH13 対応モデル
MOVE FORWARD
競技の世界に技術点は存在しません。 真実はひとつだけ、最速のタイムが勝つということ。それは非常にシンプルでありながら、且つ硬いアイスバーンや垂直のように感じる急斜面のフォールラインを追い、時にコントロールギリギリの時速150km/hで滑り降り、鋭く研ぎ澄まされたエッジでカービングしながら旗門と旗門の最短距離を通過することが求められます。
GIROはこれら全ての要求に応じることができるヘルメットの必要性を感じ、この業界で最も優秀な人材が集まるとされるアドバンスコンセプトグループにヘルメットAVANCE MIPSの開発を任せました。“アバンス”とはアドバンス(前進)、プログレス(進歩)を意味するもので、AVANCE MIPSはGIROが今まで開発してきたヘルメットの中で、最先端の技術を持った製品であることは疑いの余地はありません。
GIROは1998年長野オリンピックを皮切りにスノースポーツ界に参入、それ以来我々のヘルメットは数々の勝利を手に入れて来ました。無数のレガシー、そしてアメリカのアルペンダウンヒラーとしてもっとも輝かしい記録を残した一人であるダロン・ラルベスを含むキーライダー達がAVANCE MIPSに大いなる影響を与えてくれました。
その結論として、エリートアルペンレーシングの世界での4つの危険要素「ハイエネルギーインパクト、回転エネルギー、複数の衝撃を受ける転倒、ゲートにあたる衝撃」をやわらげるヘルメットが完成しました。AVANCE MIPSは次世代スノースポーツヘルメットです。
ハンマーヘッドデザイン – A Smart Shape
最速のラインは非常にリスクが高く、ゲートギリギリを攻めるため、時には頭部に大きな衝撃を与えます。最近の研究では、ゲートとの衝撃は時にオリンピックのヘビー級ボクサーのパンチを超える70Gの力が脳に伝わることが判明しました。そしてGIROのアドバンスコンセプトグループが度重なる実験を行った結果、ゲートからの衝撃はヘルメットのアウターシェルを劣化させ、衝撃吸収ライナーを傷めることがわかりました。この結果をもとに我々はAVANCE MIPSをシェープ、ユニークなハンマーヘッド デザインを生み出しました。ハンマーヘッドデザインはゲートの衝撃を受ける位置に的確に補強を加えてあります。さらに、これまで無かった素材を組み合わせることで、多様な衝撃に対応する最速さに賢さが加わったモデルです。
テキストリームカーボン
より軽く、より硬く、より強靭なシェル。AVANCE MIPSのアウターシェルはTeXtremeカーボンという素材を使用しています。TeXtremeの広く平面状のファイバーは従来の丸い炭素繊維に比べ、タイトにフィットするため、少なめの樹脂でファイバーを結合することが可能です。AVANCE MIPSの場合TeXtremeを採用することで従来のGIROヘルメットをより強靭で硬く、さらに超軽量なシェルを実現しました。最も大事なことは、TeXtremは強い衝撃に対し非常に効果的であるということです。
EP-プレミアムフォーム 最先端のライナー
アルペンレースでは、一度の転倒で受ける衝撃は必ずしも一度の衝撃にあらず、レーサーの頭は転倒から停止するまで複数回に渡って雪面との衝撃を繰り返すことが多々あります。アドバンスコンセプトグループはここに着眼し、最高品質で低密度、そして弾力があるヘルメットのライナーを見つけ出しました。EPP (発砲ポリプロピレン)を知るエキスパート開発者と共に、EP-プレミアムと呼ぶフォームライナーを完成させました。このライナーはクラッシュから来る強い衝撃に対してだけでなく、ゲートから受ける低エネルギーの衝撃にも対応するようにデザインされています。
MIPS SPHERICAL 進化したスリッププレーン
GIROはMIPSの開発者と何年にも渡り、共に研究を行って来ました。我々のゴールは転倒の際に受ける衝撃をいかに軽減することができるかです。AVANCEヘルメットには“MIPSスフェリカル”という次世代のMIPSシステムが搭載され、GIROエクスクルーシブのデザインである2層のEP-プレミアムフォームとMIPS低摩擦ライナー(2カ所の伸縮する接続ポイントと共に)が重要な役割を果たします。
これにより回転エネルギーを減少させることに成功し、通常のMIPSに装着されているプラスティックのスリッププレーンを取り除くことができました。ボール&ソケットの仕組みのようにMIPSスフェリカルは、どんな角度からの回転エネルギーも方向転換をさせることが出来ます。このシステムは転倒の際エクステリアライナーとヘルメットのシェルが頭の周りを独自に回転します。
現在はワールドカップで戦うトップレーサーに向けてのみですが、レーサーの頭を3Dスキャンし、頭に完璧にフィットするAVANCE MIPSを作り上げることにも成功しています。